ApacheのVirtualhostを使って複数サイトを管理
先日ルート相対パスについて紹介しましたが、
ひとつ問題が起きました。
それはひとつのドメインで複数のWebサイトを管理している場合、
ルート相対パスがすべて同じになってしまうということです。
っということで今回はApacheで複数のドメインを使えるようにする
Virtualhostの設定方法について紹介したいと思います。
私はXAMPPでApatchをインストールしたので、
そういった方向きです。
デフォのドキュメントルート(htdocs)を変えたい方も
ぜひ参考にしてみてください。
- hostファイルを編集してサーバー名を登録
- ApatchのVirtualhostを有効にする
- hostファイルで登録したサーバー名と好きなドキュメントルートを登録する
- Apatchの再起動
といった流れです。
1.hostファイルを編集してサーバー名を登録
C:/WINDOWS/System32/drivers/etc/にあるhostファイルを
開いてください。(拡張子はないですがただのテキストファイルなので
ドラッグなり右クリックなりで開いてください)
下のほうに127.0.0.1 localhostと書いてあると思うので、
その下に
127.0.0.1 programmingjunks
と書いてください。
programmingjunksの部分は自分の登録したいホスト名でかまいません。
これでIPアドレスとサーバー名の対応付けの完了です。
2.ApatchのVirtualhostを有効にす
C:/xampp\apache/conf/extraにあるhttpd-vhosts.confを開いてください。
#でコメントアウトされている。
#NameVirtualHost *:80
を
NameVirtualHost *:80
に変更してください。
これで複数のホストを管理できるようになります。
3.hostファイルで登録したサーバー名と好きなドキュメントルートを登録する
手順2で修正した NameVirtualHost *:80 の下に
<virtualhost> DocumentRoot "C:/xampp/htdocs" ServerName localhost </virtualhost> <virtualhost> DocumentRoot "C:/xampp/htdocs/programmingjunks" ServerName programmingjunks </virtualhost>
DocumentRootに好きなドキュメントルートを、
ServerNameにhostファイルで登録したサーバー名を書いてください。
下のVirtualHostが新たに登録したホストです。
上のVirtualHostを指定している理由は、手順2でVirtualHostを有効にしたので、
デフォルトのlocalhostが無効になっているからです。
同じ手順を繰り返せば、どんどんドキュメントルートを設定することができます。
4.Apatchの再起動
Apatchを再起動。
これで手順3で編集した内容が反映されます。
お疲れ様でした。これで設定したドメインルートが有効になります。
あとは新しく設定したドキュメントルートにばんばんサイトを作っちゃってください。
以上、みなさんの開発に少しでも役立てば幸いです。